「うわっ、失敗したなぁ・・・」
「なんでこうなったんだろ・・・」
転職の不安を解消し,後悔しないためにはどうすれば良いのでしょうか。
転職する際は,誰でも後悔や失敗をしたくないと思います。
失敗する不安が転職にはつきものです。
転職前の不安や転職後の不安があるパターンがあり,失敗しないためにそれぞれに対する対策が必要です。
次のような事を行うべきでしょう。
いずれも成功のためには情報収集が肝心です。
転職前の不安
第1 転職できないかもしれないという不安
公務員からの転職の成功率は,民間経験者より低くなっていると思って間違いありません。
転職できない原因は,自己分析のあまさと自己PR力の低さ,企業とのミスマッチです。
転職先の企業相手に自分の事を伝える能力の低さがネックになる可能性があります。公務員という仕事柄プレゼンする機会が少ないのではないでしょうか。自分を商品と考えた場合,何が特徴で企業のどの部署でどういった仕事でどういった利益をもたらせるのか。よく検討する必要があります。
自己分析は,性格の分析と自分の能力の棚卸から入ります。
まず公務員から転職したいと思ったのは,安定などに惹かれたからでしょう。
安定志向といえます。逆に変えたいと思い入った人は,チャレンジ精神があったといえます。
しかし,それが実際に働くことで入庁当時から考え方が変わっている
はずです。
なぜ転職したいのか。
まずはそこにフォーカスしましょう。
大きく分けて2種類あると思います。
忙しすぎて時間が作りたい,仕事がつまらない,周りのやる気のなさに吐き気がする・・・などのマイナス理由のものや仕事に携わっていくなかでITの分野の仕事に興味が出てきたなどのプラス理由のもの。
マイナス理由のような職場環境によるものは,それが官公庁全体のものなのか,その課特有のものなのかを調査することが重要です。課特有のものは異動すれば解消するため転職の緊急性が低いといえます。転職する理由としては弱いため,まずは転職ではなく異動希望を出すことをおすすめします。
それが課特有のものなのかを判断できない場合,内部の情報を調べられないのに外部を調べる事は難しいと思いますので,まだ転職するのは控えた方が良いと思います。
もちろんすぐに体調面の不安が生じそうな場合,転職や休職をおすすめします。
このような場合ではなく,官公庁全体のものに対しては解決することはないためこの段階で初めて転職を検討するべきでしょう。
自己PRでは感受性,分析能力,判断力,論理性,計画性などをアピールしましょう。
企業で一般事務を募集しているのは,総務,会計などの経理,人事が大半です。
その経験がある人は,具体的に仕事で何をしてその能力が必要だったか,どういった成果を上げたのかをアピールしましょう。
プロジェクトチームでリーダーをやった,事務改善提案を行い表彰を受けたなど。わかりやすい成果をアピールする必要があります。成果がなければ作りましょう。間に合います。
そもそも経験がない人は非常に厳しくなります。
客観的な能力の証明となるの資格を取りましょう。資格や試験の点数などは簡単に他人に見せる事ができ,力の証明にしやすいものです。
公務員として取りやすい資格があるはずです。事務系ならばMOS,福祉系なら福祉系資格など。自己PRの道具となります。
第2 職場へばれることへの不安
職場にばれる可能性は0ではありません。しかし,人事の評価項目にはないため,影響があることはありません。むしろ,転職前に伝わることで転職が決まった時に円滑に進む可能性もあります。悪いことをしているわけではないので堂々としていましょう。
第3 上司の引き留めを断れるか
優秀な人材であるほど引き留めに強い力が働きます。引き留めを断れるほどの強い意志が必要になるでしょう。そのためにも上記のなぜ転職するのかといった自己分析が必要となるのです。
転職後の失敗への不安
第1 ブラック企業への不安
ブラック企業を避けたい場合,その企業の分析が必須となります。
企業に関する情報は,ホームページや会社四季報,就職四季報で見るべきでしょう。
就職四季報は,本屋ではなかなか売っていないため,ネットで購入することも良いでしょう。会社四季報は投資家が買うため購入しやすく思います。
企業情報では3年離職率の高さ,売上の推移を見る必要があります。
3年離職率の高い企業は,仕事のキツサや職場環境の悪さが考えられます。
また,情報を公開していない企業も要注意です。
ちなみに株式会社メディプラスとメディプラス研究所が実施した調査で「ストレスオフ県ランキング2019(女性版)」では,1位鳥取県2位広島県3位三重県となっており,そこでの転職は良い企業に出会えやすい?かもしれません。
第2 給料・待遇への不安
職場環境を知るためには,OBやOG訪問など知り合いのつてを使ってでも行いましょう。私は,庁舎の雰囲気や入庁のコツなどを他人から聞かれたことがあります。そのくらいの積極性やコミュニケーション能力が必要です。見習いましょう。
給料表などは第3セクターなどでは行政に準じていたり,大手では公開していたりしますが,中小では確認しにくいため,OB訪問をおすすめしています。
また,これらを仕事を行いながらするには時間効率が非常に重要になります。
これからは電子化がもっと進むと思われ,ホームページの確認,エントリーの受付などスマートフォンで行えるようにする対応を企業で働いたのちも行う可能性もあります。スマートフォンの使用をおすすめします。
第3 お金への不安
国民健康保険,国民年金保険,厚生年金の手続きが必要となります。また,共済の保険に入っている場合,生命保険の手続きも必要となり,値段が上がりました。この中で人事担当課がやってくれないのは,国民年金保険でしょう。国保関係課や年金事務所で手続きを行う事になります。
また費用参考として,次の記事をあげておきます。
公務員を退職する際の健康保険の手続きについて(サイト内リンク)
公務員を中途退職する際の生命保険の手続きについて(サイト内リンク)
公務員を中途退職する際の年金の手続きについて(サイト内リンク)
公務員を退職する際の準備について(サイト内リンク)
ちなみに失業保険はありません。退職金がその性質を担っています。
ここまでの情報を一人で整理できない不安がある場合,第3者のサービスを使うのも良いと思います。
行政が良ければ県などが運営する就職支援センターを使用か
いばらき就職支援センター
民間のサービスを使用したければ
大手のリクナビやマイナビジョブ20’s
第二新卒の場合
第二新卒公務員向けおすすめの転職サービスについて(サイト内リンク)
を使うと良いでしょう。
不安を解消し行動しましょう。