「公務員から転職するためには何が必要だろう。よくわからないな。どうせ無理だろう」といった人向けに書いています。
民間へ転職するために行うべきこと
現在公務員が民間への転職をすることは難しいといわれています。民間への転職をするためには民間と官公庁(公務員)との違いを知り対策を立てることが重要です。準備をしましょう。準備をすればおのずと転職への道は開けてきます。
ではその違いとは何でしょうか。
| 民間と官公庁(公務員)の違いは?
それでは民間と官公庁の違いは何があるのでしょうか。
コスト意識の違い
まず,上げられるものとしてコスト意識の違いがあります。財源の違いがコスト意識の差が生まれる要因の一つです。
官公庁の財源として主なものは税収であり,努力をせずともある程度の収益を見込む事が出来ます。
民間ではそれに比べサービスの低下が顧客離れにつながり,それが収入減に繋がります。
収益が確保出来なければ費用を抑える努力が必要になります。費用が増大し,収益が減少しても公務員は身分の保障がされている為に,努力を疎かにするといったことが生じやすくなっています。民間では,収益を上げる努力を怠ったり,費用を抑制する努力を疎かにすることが会社の財政を圧迫することになり,首を切られる事につながりかねません。
意思決定の速度の違い
官公庁の特色として意思決定の遅さが上げられます。これは,ミスを起せないということから生じます。また,年功序列により平均年齢が高いことから若い社員に判断させることが少なく,判断力が育くまれていないことが原因です。
専門性の違い
民間は,建築,金融,自動車関連など様々な業種があり,会社の中で総務系,技術系などの部署に配属になり専門性の高い仕事をこなす技術(資格)が必要となります。
公務員では,誰でもできる仕事とされ比較的一般的な事務を行うことが多いとされています。
|転職対策
これまで公務員と民間との違いを書いてきましたが,それぞれに対し,対策が可能です。現在,上記の民間と公務員の差をこれまで知らなかった場合や対策を考えついていない場合,民間では確実に公務員という職種は使えないと思われているため,下記の対策を行うことをお勧めします。対策を行うことで転職の可能性を高めましょう。
コスト意識の向上
民間でも公務員でも実行予算の管理というのは同じです。予算内での最高効率を目指し根拠を積み重ねてください。
官公庁での随意契約は効率化するには最高の場所です。契約に無駄なものや見直せる項目がないか確認をしましょう。契約の中身がわかっていない場合,まずは把握する事から始めましょう。
判断力向上
公務員の仕事は二人一組などが多いと思います。二人であれば相談することができ安心です。その分判断能力が養われる事はありません。可能な部分は単独で行動し,決断する機会を増やしましょう。プロジェクトのリーダーなどを行えば自己PRとして書くことができます。転職を考えている場合自己PR力向上のため,何か実績を残しやめるのが吉です。
企業研究
就職したい企業の業種や規模など入念に行うことをお勧めします。四季報などを利用し調査を行いましょう。その企業の業種などにより必要な資格が決まってきます。
資格の取得
専門性の高い業種であれば資格の取得は有効な手段です。
建設業であれば施工管理技士,会計であれば簿記などの資格が有効です。
ファイナルプランナー,宅建などの資格は,行政に携わっている分とりやすくおすすめです。
自己分析・面接対策
自分が何者になりたいのかを分析するのが重要です。技術系に進みたいのか,お金が稼ぎたいのか,一人で仕事を行いたいのか,皆で仕事を行いたいのか,社会に貢献したいのかなど様々だと思います。
そのため,自己を分析し自分の強みが何なのか把握し,入りたい企業を厳選する必要があります。
そのためには転職サポートの企業を使うのもお勧めです。
転職はすごく力のいる人生の転機です。準備をすることで公務員からの転職も可能となります。充実した人生を送るため,しっかり考え行動しましょう!